【実践連載】オウンドメディアで本当に問い合わせが取れるんですか!? #1:戦略設計編

はじめまして、株式会社無色透明の代表の藤田です!
この記事は、連載名そのまま「オウンドメディアで問い合わせが本当に取れるんですか!?」という企業の皆様が結構気になる検証を実践して、連載していきます。

実際に我々が行っているオウンドメディアの立ち上げから広告運用、そして成果が出るまでのプロセスを、包み隠さず公開していきたいと思います!
結果が出なかったら怖いので頑張って結果がでるように頑張ります。

なぜ今、オウンドメディアなのか?

実は私、4年前からWebメディア「KYOTO LETTER」(https://kyotoletter.com/)を運営してきました。このメディアを通じて多くの企業様や店舗様とつながり、実績を作ることができました。実はこのサイトもオウンドメディアの要素がありました。(ただ基本的に費用はいただいていないので、ステマなどは一切していないです)ただ純粋なメディアを持つというのは正直、再現性が低く、多くの企業様には実践しづらい部分があります。

そこで今回は、2025年に立ち上げた弊社のコーポレートサイト(https://mushoku-tomei.jp/)を使って、「広告×記事LP」と「SEO」を組み合わせたオウンドメディア施策を全て公開してしまいます!!

オウンドメディアと記事LPの可能性

オウンドメディアのメリットって、実はすごくシンプル且つ、コストメリットも多分にあります。

  1. SEOと記事LPで専門性をアピール
  • 実績や事例を自然な形で紹介できる
  • 数値やビジュアルで具体的な成果を示せる
  • 業界知識や専門的なノウハウを共有できる
  1. 記事のPDCAが回しやすい
  • デザインにそこまでコストをかけなくていい
  • 内容の更新や改善が容易
  • アクセス解析に基づく改善がしやすい
  1. 自然な問い合わせ獲得が可能
  • 関連記事への誘導で回遊率アップ
  • 実績ページなどへの自然な導線設計
  • コンテンツの充実による信頼性向上

このようなメリットがあるため、無色透明のコーポレートサイトは自社の最低限のサービスや実績のページがありますが、TOPページやマーケティングマガジンなど記事を公開できる設計をもともと行なっています。

短期と長期:2つのアプローチを同時に仕掛ける

今回我々が取り組むのは、「短期的な広告効果」と「長期的なSEO効果」の両方を狙うハイブリッドなアプローチです。

短期:広告×記事LPで即効性を狙う

まず最初に取り組んだのが「Instagram運用代行」の記事LP作成です。 僕たちのメインの事業の1つですが、今回こちらの事業を選んだ理由としては、CV後案件化が早いためです。今回繰り返しになりますが、広告では短期のCVを意識しているため、案件化のしやすさを重視しました。

では実際の記事をご覧ください!

▶︎ https://mushoku-tomei.jp/media/instagram_lp/

このLPでは以下の要素を意識して構成しています。

  1. 強みの明確化
  • 撮影力(商品撮影、世界観構築)
  • 成功事例(数値で示す具体的な実績)
  • チーム体制(専門性の高さ)
  1. ターゲット別の訴求
  • 飲食店向けの実績
  • アパレル向けの事例
  • EC事業者向けの成果
  1. 信頼性の担保
  • 具体的な数値実績
  • クライアント事例の詳細
  • チームメンバーの紹介

長期:SEOを見据えたコンテンツ設計

一方で、長期的な自然流入を狙ったSEO対策も同時に進めています。

  1. キーワード戦略
  • 「Instagram運用代行」「SNSマーケティング」などのメインワード
  • 「撮影込みSNS運用」「インスタグラム投稿代行」など関連ワード
  • 「飲食店Instagram運用」「アパレルSNS運用」など業種別ワード
  1. コンテンツの構造化
  • メインコンテンツ(サービス説明)
  • サブコンテンツ(事例紹介)
  • 補足コンテンツ(ノウハウ記事)
  1. 内部リンク設計
  • 関連記事への自然な誘導
  • 実績ページへのリンク
  • お問い合わせページへの導線

最終的にInstagram関連キーワードのSEOも狙いたいため10,000文字ほどの文字数で構成しています。今回かなり気をつけたこととしては、LPとして、しっかりと無色透明の魅力が伝わるかどうかとInstagram運用の漠然とした疑問を解決できる記事になっているのかどうかをいうSEO的な内容とのバランスです。ここは配信後も微調整ができる記事LPのメリットであり、難しさだと思います。

現状のコーポレートサイトの数字

コーポレートサイトを1月3日に公開し、関係各所へお知らせの告知を行いました。通常はすぐにSEOで上位に上がっていくのもではないので、ユーザーとして200人弱ほどの流入です。

広告運用の設計:初期予算10万円でどう攻めるか

広告運用については、以下のような設計で進めることにしました。現状はGoogle検索広告を先行して配信しているため、10万円を取り急ぎはこちらに投入していますが、随時Facebook/Instagram広告の配信も開始します。今回ロングテールのSEOは長期の数字報告として狙っているので、短期のCVを取ることを目的としているため、顕在化しているユーザーを獲得する検索広告を主にしています。ずっとリスティング広告と言っていたので、検索広告って違和感ありますよね。

1. 予算配分

  • Google検索広告:6〜7万円
  • リマーケティング:2万円
  • Facebook/Instagram広告:1〜2万円

2. 配信エリアの戦略

初期は京都・大阪・滋賀を中心とした近畿圏にフォーカス。理由は:

  • 地元での実績が豊富
  • 撮影対応がスムーズ
  • 競合が比較的少ない

3. オーディエンス設定

  • In-Market(購買意向層):「広告&マーケティングサービス」「ビジネスサービス」
  • リマーケティング:LP訪問者
  • HubSpotの既存リード(400件)を活用

4. クリエイティブの方針

  • 実績数値を前面に
  • 「撮影込み」という強みを強調
  • 具体的な成功事例を提示

今後の展開について

これから3〜6ヶ月かけて、以下のようなPDCAを回していく予定です。

Phase 1:広告効果の最大化(1〜2ヶ月)

  • 広告文のABテスト
  • LP改善による転換率向上
  • 予算配分の最適化

Phase 2:SEO施策の本格化(2〜4ヶ月)

  • コンテンツの拡充
  • 内部リンク構造の最適化
  • 外部メディアでの露出増加

Phase 3:ハイブリッド効果の最大化(4〜6ヶ月)

  • 広告とSEOの相乗効果分析
  • コンテンツマーケティングの強化
  • 新規サービス領域への展開

なぜこの過程を公開するのか

正直に言うと、このような取り組みの過程を公開することには少し勇気がいります。でも、以下の理由で包み隠さず共有することにしました。

  1. 再現性の実証
  • 純粋なメディアと違い、オウンドメディア×広告は多くの企業で実践可能
  • 具体的な数字があってこそ、参考になる
  • 失敗も含めて共有することで、より実践的な情報に
  1. マーケティング会社として正直でありたい
  • 実際な物を売っている業界ではないため、僕らの数字を公開し、安心した情報を出したい
  • 結果が出れば、僕らの信頼が上がると考えています。

次回予告

次回は、広告運用を開始してからの具体的な数字と、見えてきた課題についてお伝えする予定です。

  • 広告費10万円の費用対効果は?
  • どんなキーワードが効果的だったか?
  • LPの改善ポイントは?

など、リアルな数字とともにお伝えしていきますので、ぜひご期待ください!

代表 藤田竣也

執筆

代表 藤田竣也

自社メディア「KYOTO LETTER」の運用で得たノウハウをはじめ、無色透明が実際に行っているサービスや成果が出るまでのプロセスを包み隠さず公開していきます。

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